どうも、ひろべえです!
今年の夏は本当に暑いですね(汗)
夜でも風が無いと暑すぎて汗が止まらないほどです。
しかし、夏はキジハタの産卵が絡むので小型のメスが釣れやすくなります。
僕も普段はベイトタックルを使ったパワーファイトを推奨していますが、この時期はライトタックルで気軽な釣りを楽しむこともしばしば。
その理由や、ライトタックルを使ったキジハタの釣り方、セッティングなどをご紹介します。
もちろん、初心者でも狙えるようにロッドワークなどの技術面は一切使っていないので、ご安心ください。
僕は根魚が大好きで、年がら年中狙っているロックフィッシュアングラーです!
2025年の4月と6月に50アップのキジハタ/アコウをキャッチし、より磨きが掛かったHow toやメソッドをご提供できるようになりました。
当サイトは完全釣果主義なので釣った実績、経験があるからそこ、細部まで語れます。
「釣らなきゃ、語らない」
この記事を参考にすれば、初心者でもライトタックルを使ったキジハタの釣り方を習得でき、もちろん他の魚も釣れるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。
それでは、どうぞ!
なぜライトタックルで狙うのか

夏は産卵のために小型のメスが増えるので、初心者でも狙いやすい時期です。
元々いる個体なので、増えるというよりは”手前に寄ってくる”ですね。
テトラや敷石を壁とすることでキジハタは捕食しやすくなるので、食べるのが下手な小型の個体でもたくさん捕食でき、この子たちにターゲットを絞ることで、釣果をアップさせることができます。
キジハタとアングラーは接近戦になり、ライトタックルの軽量リグでも充分射程圏内に入ります。
タイミング次第では満腹の子もいますが、通常のタックルでは扱えない小型のワームで誘えるのがライトタックルの強みです。
人間で例えるなら、食後のデザートは別腹的な奴で、パターンの域ではありませんが「マイクロベイトなら捕食しようかなぁ」って状況にめっぽう強いのがライトタックルです。

Created with 魚速タックルDB https://tackledb.uosoku.com/
他にも低活性時の「あんまり動きたくないけど、お腹は空いてる」って状況にも効果的です。
この時期は大型よりも先に小型が反応しやすいので、ライトタックルで狙うメリットはあります。

小型キジハタを狙い撃つ戦略としてライトタックルを使うのは理にかなっていますね。
デメリットは大型が来たら、かなり厳しいファイトになる点です。
もしかしたら寄せれるかもしれないので、ランディングネットはあった方が安心ですね。
タックルセッティング

キジハタ狙いなので本来はパワーファイトをするためにパワーがあるタックルが良いですが、今回はあくまでも「サイズは気にせず釣りを楽しむ」「マイクロベイトを捕食する個体を釣るための戦略」を解説する記事なので、ライトタックルのセッティングをご紹介します。
ロッド
僕はメバリングロッドのパワーがあるタイプをおすすめします。
小型のキジハタとはいえ、突っ込むパワーは中々の物です。
メバリングロッドのML辺りなら初心者でも扱えて、ライトロックフィッシュ狙いでも充分楽しめます。
僕はダイワ 月下美人83M_Tを使っていますが、ヒットしてからの安心感はあるものの、軽量リグをキャストする時の扱いにくさが目立つので、購入する時は店頭でロッドを触ってからの方が良いです。
キジハタを狙うなら長さは8フィート前後をおすすめします。
キジハタ狙いはどうしても足場が悪い所で狙うことが多く、抜き上げのことを考えると長い方が有利になります。
足場が良くて、背後に塀がある時は短くても良いし、足場が高いなら長い方が良いので、メインフィールドに合わせて長さを選びましょう。

ロッドは予算が限られているなら高い物を1本買うのではなく、エントリーモデルや中級モデルを数本買って、自分に合う物を探した方がメリットは大きいです。
リール
バーサタイル的なことを考えるなら2500番のXGがおすすめです。
2500番はリールのサイズのことで、XGはエクストラハイギア(ハンドル1回転に対して他のギアより沢山巻ける)です。
ライトロックフィッシュゲームやライトシーバスゲームに流用できるので、これからリールを買うなら2500番のXGをご検討ください。
ドラグの設定は強めを推奨しています。
ベールアーム付近でラインを手に巻きつけ、ラインを出してみましょう。
出す時に手が痛くなるレベルまでドラグを締めます。
これで2kgくらいの設定値になるので、フッキング(合わせ)時にはそこそこのフッキングパワーが伝わるようになり、バラシも減るはずです。
ファイト中にドラグが出るようなら少しづつ締めましょう。
10ポンドラインでも直線で約4.5kgまで耐えれる計算なので想像しているよりキツめのドラグ値でも大丈夫ですよ。

リールは良い悪いが分かりやすいので、1番お金を掛けたい製品です。
ライン
素材はPEライン一択です。
他の素材より強度に対してラインが細いので飛距離も出しやすく、伸び率が低いため感度も良いので、ソルトシーンなら問答無用でPEになります。
ラインの太さはロッドの関係上PE0.4号かPE0.6号になります。
ロッド表記の最大値を選ぶと安心です。
僕はPE0.6号を使っています。
PEは根ズレに弱い素材なので、ショックリーダーを付けて対応します。
ショックリーダーの太さは10ポンドから14ポンド辺りですね。
シーガーのプレミアムマックスという商品なら2号から3号の太さです。
実際は根の荒らさや潮の強さや、メインライン(PE)の太さなどを見て調節します。
初心者で「何を選んで良いか分からない」って方ならとりあえず2号のショックリーダーを選びましょう。
根ズレによるラインブレイクが多発するなら、1つ号数を上げたりして対応します。
PEラインよりショックリーダーが太いとラインブレイクの時にPEライン側で切れることがあります。
海に残すゴミは極力ゼロに近付けたいので、ショックリーダーの方が弱いセッティングにすることで、多少減らす事ができます。
どの道、ショックリーダーは数種類買うようになるので、始めにまとめて揃えた方が楽ですよ。
PEラインとショックリーダーの結束はFGノットがおすすめです。
FGノットだとガイドの中に入れることができるので、ロングリーダーが採用できます。
FGノットが苦手な方は、オルブライトノットやユカタンノットなどで結束して、ノットをガイドの外に出す、ショートリーダーを採用しましょう。
リグ
軽い物が投げれる利点を活かして、まずは軽量ジグヘッドを使ってみると良いですよ。
僕がライトタックルでキジハタを狙う時はジグヘッドの3g~5gを使います。
基本は3gから始めて手前を重点的に探ります。
ひろべえセッティング
・ロッド ダイワ 月下美人83M_T
・リール ダイワ 24レガリス2500S_XG
・ライン PE 0.6号
・リーダー プレミアムショックリーダー2号or3号
反応が無ければ4gまたは5gに変えて、少し沖から探ります。
ジグヘッドのおすすめはドリームアップのモサヘッドプロ3g、モサヘッドダート4g、カルティバの湾岸プロヘッド3g~5gです。
モサヘッドシリーズは太軸のショートシャンクで、僕が愛用する海太郎のバルキースパテラ1.8インチにドンズバで、ヒットしても安心してキジハタを抜き上げることができるフックパワーがあるのでおすすめ。
反対に湾岸プロヘッドは反発力がある細軸、ロングシャンクなので、ショートバイトが続く時に効果的です。
反発力があるとオートマチックに刺さり、軽い力でも貫通するので「イマイチ乗らないなぁ」って時に活躍します。
余裕があればスティックシンカーとオフセットフックも揃えると良いでしょう。
この2つを組み合わせるとフリーリグになり、強力なリグになります。
スティックシンカーの重さも3g~5gで、オフセットフックのサイズは4番と2番を選び、それらに合うワームを使うと良いです。
ワーム
僕は海太郎のバルキースパテラ1.8で良い思いをしていて、キジハタはもちろん、カサゴ、タケノコメバル(ベッコウゾイ)、メバル、シーバス、クロソイ、ムラソイ、ヨロイメバルなどが釣れているので、かなり信頼しています。
カラーはお好きな色が1番釣れますが、僕はオレンジグローのみを使っていますよ。
もう少しアピール力が欲しいときはケイテックのスイングインパクト2.5インチや3インチも有りです。
スイングインパクトならジグヘッドやオフセットフックと合わせられるので、結構活躍しますね。
ケイテックのクレイジーフラッパー2.4も実績があるので、根掛かりが多いポイントではオフセットフックと合わせて使うと良いでしょう。
アクション(誘い方)
ルアー釣り初心者の壁となるのがアクションです。
どのように誘ったら良いか分からず、四苦八苦する動作であり、初めての1匹を釣るまでは辛い時間がひたすら続きます。
現在進行形でキジハタが釣れていない人や、これから狙おうと考えている人には、いち早く釣って頂きたいので、当サイトではお馴染みのストップ&ゴーをご紹介します。
僕はロッドワークが苦手でシンプルなアクションで釣れないか試行錯誤した結果、ストップ&ゴーに行き着き、このアクションで多くの魚をキャッチしているので、僕と同じようにロッドワークが苦手な方にもおすすめです。
キジハタやベッコウゾイなどのハードロックフィッシュはもちろん、ライトロックフィッシュ、チヌ、シーバス、ワームを合わせればヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュにも効きます。
やり方は簡単で巻いて止めてを繰り返すだけです。
1.キャストしてボトムまで沈める
2.ロッドを上斜め45度で固定する
3.ハンドルを1秒1回転で2回ほど回す
4.再びボトムまで沈める
5.以降3~4を繰り返す
ロッドを固定することで巻き上げたあとにワームが手前にカーブを描きながらスライドするように動き、この事をカーブフォールと言います。

この動きは小魚がスイ~っと着底する動きに似ていて、非常にナチュラルな誘いができ、巻いて止めるだけでオートマチックにアクションをしてくれるので、かなりおすすめです、
ポイントはロッドがブレないようにすることです。
釣れない原因の1つに”余計な動きをしている”ことがあります。
これは何かというと、カーブフォールする時の理想は綺麗なカーブを描いている状態です。
ロッドがブレると必然とワームもブレるので、魚に対して違和感を与えてしまいます。

それを防ぐためにもロッドはしっかりと固定しましょう。
風や潮によってはラインが引っ張られてワームが流されてしまいますが、ワームを追従するイメージで体の向きを変えていくと、多少軽減されますよ。
ランディング
正しいワーム選び、アクションをして食わせても、バラしてしまっては意味がありません。
魚が見えたら気を引き締め「必ずキャッチするぞ!」と意気込みましょう。
自身のタックルセッティングだと35cmまでは抜き上げた実績があります。
自宅でペットボトルの持ち上げチャレンジをした時は2L=2kgがわずかに持ち上がりましたが、ロッドが折れそうだったのでさすがに止めました。
しかし、限界を知っておくと釣りレベルは上昇するので、皆さんもお時間がある時に試してみてください。
タモ入れはモタつくとバラす確率が上がるので、抜き上げれるサイズなら、さっさと抜き上げましょう。
安いタモにありがちな細い網の物は魚へのダメージも酷いので、リリース前提なら高い物を選んであげてください。
さいごに
いかがでしたか?
今回はライトタックルでキジハタを狙う戦略をお伝えしました。
戦略抜きでもキジハタを釣ること自体が楽しいので、ぜひチャレンジしてみてください。
1匹でも釣れたら、僕みたいにキジハタが大好きになりますよ!
それでは、また!
NICE FISH FOR YOU
by 釣りなう