こんにちは、北陽です。
皆さんは「カサゴの釣り方が分からない」「本当にワームなんかで釣れるの?」そんな悩みや疑問はありませんか?
ボクも初めてワームで釣るまでは本当に釣り方があっているのか不安でした(汗)
今回は過去の経験を生かし、初心者でもカサゴが釣れるようになるメソッドをお伝えします!
・カサゴをワームで釣る方法
・カサゴをワームで釣るメリット
ボウズ逃れの救世主カサゴとは?

カサゴとは、スズキ目フサカサゴ科の魚です。
一般的にはカサゴと呼ばれていますが、ガシラやアラカブといった地方名も多いので遠征先ではカサゴと呼ぶか、その地方の呼び方に合わせた方が良いです。
では「カサゴがなぜボウズ逃れなのか」を解説していきます。
理由は2つあります。
1つ目は生息域が広いからです。
カサゴの適正水温は15℃~25℃と幅広い為、全国どこでも狙えます。
2つ目はレンジ(釣れる層)が限られているからです。
カサゴは主に岩場を住処としています。
そうなると基本的には海底に居ることになるので狙う範囲を限定できます。
なのでバイトを取る確率を上げることが出来、ボウズ逃れになります。
そんな初心者にも釣りやすいカサゴですが、実は高級魚とも言われてます。
岩場に居る魚は漁で取りにくいため流通量が確保できず値段が上がるそうです。

美味しいお魚を自分で釣って食べればさらに美味しいです。
ワームで狙うメリットとは?

餌を触ることが苦手な人でもワームであれば気軽に使いやすくなります。
そしてワームを使うことで自分で釣ったという満足感を得ることが出来ます。
さらに、生き餌ならエサが自発的に動きますが、ワームの場合は自分で動かし方やリグを考えながら釣りをすることが出来るので創意工夫の幅が広いです。
なので、釣り人によっては餌の優位性を上回る楽しみがあると思います。

釣りはしてみたいけど生き餌は触れない…。そんな人こそルアー釣りです!
ワームでの釣り方

先ほども触れたようにカサゴの生息域は底にベッタリとなるのでワームを通す範囲も底から離さなければ離さないほどアタリを取りやすくなります。
それを念頭に置きながらおすすめの釣り方を3つ紹介します。
ずる引き
ずる引きは文字通り底をずるずると引っ張ってくる釣り方です。
ポイントはきちんと底を取ること。
巻いてくると浮き上がりやすいため、巻き速度や穂先の角度の調節が必要です。

初心者には簡単なずる引きがおすすめです!
ボトムバンプ
ボトム=底、バンプ=上下に動かすと言う意味です。
つまり、底で上下に動かすことを指します。
この動きはピョンピョンと跳ねる甲殻類の動きに似ているためカサゴにはかなり効果的です。
①まず底を取ります
②底に着いたら、竿先でチョンチョンとはね上げるように動かします
③動かした後はそのままフォールさせます
④アクションで出た糸ふけを回収します
⑤以降、①~④を繰り返す

①から④の間のどこでもアタる可能性があるので気を抜かないようにしてください。
ヘチ狙い
最後はヘチ狙いです。
ヘチとは堤防の際の事を言います。
意外と穴場的存在ですが、困った時の最終手段として使っています。
ヘチ狙いは、際を狙って投げる事になるので隣の人との間隔や橋脚の上にルアーを投げ入れないように注意が必要です。
もし、投げるのに自信が無い方は足元に落とし自分が移動することで巻く距離を確保する方法もありますよ。
アクションはずる引きやボトムバンプどちらでも釣れますが、ヘチに着いている魚は上から落ちてくるものに反応しやすいのでボトムバンプの方が釣れやすいです。

風が強くて投げれない時はヘチに落として狙うのもあり!
カサゴ狙いのおすすめジグヘッド

おすすめのジグヘッドを紹介する前にジグヘッドの基本的な選び方を紹介します。
重さの使い分け
まずカサゴでは、アジやメバルを狙う時よりも重たい1.5gから3gぐらいまでを使っています。
慣れないうちは5gを使ってみて、慣れてきたら重さを変えると感覚が掴みやすいです。
また、根掛かりが多発するようなら軽くしていくことをおすすめします。

重ければ重いほど根掛かりしやすくなりますよ。
フックの形状
種類はたくさんあるので私がよく使っている3つを挙げていきます。
ノーマルタイプ
一番メジャーなフックです。
先発で使うことが多く、ロケットマジックがこのタイプになります。
オープンタイプ
ノーマルよりも開いた形状となり、バレにくいです。
アジングジグヘッドがこのタイプになります。
ジョイント式ジグヘッド
形状が他のものとは異なり、ワームの差し方が特殊です。
根魚玉がこれになります。
デコイ ロケットマジック

このジグヘッドはバレットタイプと呼ばれるジグヘッドになります。
重りの部分が細長く作られていてレンジキープ力に優れています。
私はずる引きする時に使っています。
ダイワ 月下美人 アジングジグヘッド

このジグヘッドはラウンドヘッドと呼ばれるジグヘッドになります。
フォールさせたときにストンと垂直に落ちやすいのが特徴です。
私はボトムバンプやヘチ狙いの時に使っています。
イッセイ 海太郎 根魚玉

issei 海太郎引用
このジグヘッドは先ほど触れていたオフセットフックが使用できるジョイントタイプのジグヘッドになります。
針先をワームの中に隠せるので水深が浅く、根掛かりがしやすい場所や海草が多いとこなので使用しています。
裏技!素材の違い
最後に裏技の紹介です。
私はアジングなどで使われるタングステンジグヘッドを使う時があります。
鉛のジグヘッドと比べて高価な上に、根がかりがしやすいカサゴ狙いで使う人は少ないと思います。
しかし、メリットは2つあります。
1つ目は沈下速度の早さです。
タングステンは鉛の約1.7倍比重が重たいです。そのため、同じ重さの鉛よりもタングステンの方がストンと落とすことが出来ます。
縦の動きに反応が良い時は効果的です。
2つ目はアタリのわかりやすさです。
鉛に比べて手元へため、バイトからフッキングまでの時間を早くすることが出来、根に潜られにくくなります。

価格以外は全てタングステンが有利です。
おすすめのデイゲームカラー
レッド系
まずは根魚定番のレッドです。
正午前後のお昼時に使うことが多く、甲殻類を捕食している時は特に反応しやすいです。
ケイムラクリア
マズメ時に真っ先に投げるカラーです。
紫外線によって発光するのでアピール力もあります。
ナイトゲームのカラー
グロー系
ケイムラとは違い、ワーム自ら発光することができるカラーです。
明かりの無い真っ暗な所で使うと効果的です。
ブラックとホワイト
この2色は対極にあるため、一度に紹介します。
ブラックは満月の日に使うことが多いカラーで、常夜灯下ではくっきりとさせることが出来ます。
反対にホワイトは新月の日に使うことが多いカラーで、真っ暗な中でもシルエットを出すことが出来ます。
さいごに
最後に注意点を1つだけ。
カサゴを含む根魚と言われる岩場を住処とする魚は、成長の速度がゆっくりな魚種です。
15cmになるまでになんと5年もかかるので小さいサイズは出来る限りのリリースをお願いします。
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
NICE FISH FOR YOU.
by 釣りなう